 「写楽の役者達」 
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東洲斎写楽は、寛政六年(1794)五月、歌舞伎役者の「大首絵」をひっさげて突然江戸に現れ、10か月後に百数十点の作品を残し忽然と姿を消します。歌麿(大首美人画)と同じく蔦屋重三郎の仕掛けでした。ドイツ人ユリウス・クルトは、『SHARAKU』(1910年・ミュンヘン)で、写楽をレンブラント、ベラスケスと並ぶ世界の三大肖像画家の一人であると絶賛評価。写楽の役者絵は、「あまりに真を画かんとして」と太田蜀山人の評が残っていますが、「新」とはなにか。じっくりとご覧下さい。
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