国宝や重要文化財を含む建築や文化財、美術工芸品から四季折々の風景まで、40年以上にわたって「日本の美」を撮り続けてきた写真家、日竎貞夫(ひびさだお)。これまでに90冊以上の写真集を出版し、現在も精力的に撮影を続けています。「日竎貞夫写真絵巻」シリーズは、数十万点にも及ぶその膨大なコレクションの中から、テーマに沿って厳選した写真を収録しています。
第一弾となる本作は、日本の「色とかたち」の美に注目。窓、格子、障子、装飾、信仰、幕・御簾、金具、暖簾、看板、塀、垣、屋根の12分野の写真、計200枚を集めました。長い歴史と伝統によって育まれた日本の豊かな意匠の数々を、美しい写真でお楽しみください。
今後、本シリーズでは「日本の名城」「日本の道」「日本の名庭」「日本の文様」「京の花」「さくら」「森のいろ」といったテーマを予定しています。