Smiling Moments of Japanese Great Centenarians
100歳×100人 = 一万年の人生が時を刻む 写真集 & 時計アプリ
元気な百歳という究極の幸せを手に入れたおじいちゃん、おばあちゃんからの、笑顔に託した「勇気と生きる力」の贈り物。
風雪に耐え抜いた人間にしか表現できない「至高の笑顔」と、深く美しく刻まれた皺が、正に時を刻みます。また、モノクロ写真をタップすれば、人生のエピソードや今の暮らしなど、百歳王の100年に思いを馳せることもできます。
満百歳以上のお年寄り「百歳王」を撮り続けている私、小野庄一は、今までに約200人の百歳王を撮影。ドキュメント写真家の登竜門といわれた太陽賞(平凡社主催)を受賞し、ラフォーレ原宿や日本橋三越本店などでの写真展、週刊朝日、週刊新潮、週刊文春、月刊誌「太陽」などの雑誌や写真集(新潮社、木楽舎、八坂書房)で、輝く笑顔を発表して参りました。
その中で最も初期に撮影され、1994年に新潮社より出版された写真集「百歳王」を、電子写真集&時計アプリとして再構成し復刻いたしました。(平凡社「太陽賞」受賞作を含む)
アプリに登場する19世紀末に生まれた100人の百歳王の人生は、度重なる戦争、震災、世界大恐慌、スペイン風邪など、21世紀を生きる私たちには想像もできない程の大きな出来事に加え、家族や友とのいさかいや、自分自身の病気といった苦難など、光と陰に彩られた人生です。
多くの百歳王の撮影を通じて、私は、笑顔の内側に秘められた「無限の可能性」に強く魅せられ、人類の生命の最先端を歩み続ける彼らは、「人間の最高の幸せ」を体現している希有な存在と感じました。
全国の百歳王は、現在約45000人(2010年9月)で、5年で2倍のペースで増え続けています。
最近、百歳王に仲間入りした1909年に生まれた女性では、約51人に1人の割合で百歳を迎えています。2050年には、70万人が百歳を超えるとの推計もあり、百歳は他人事ではなく、「人生100年時代」が現実のものとなってきています。
一方、超高齢社会の到来した日本では、高齢者の増加のネガティブな部分がクローズアップされがちですが、私たちは、これからも希望を持って生き続け、より良い社会を獲得しなければなりません。
百歳王の笑顔には、平和で豊かな社会へと導くヒントは勿論なこと、アプリを楽しむ人々の心の支えにもなり得る力が満ちあふれていると信じます。
著 作 写真・文・構成 小野庄一( http://www.egao100.jp/ )
発 行 小野庄一
小野庄一のアプリ 富士山「天の力」
寄り添う 般若心経
夢のとなり(制作中・2011年後半リリース予定)