【内容】
電子端末の台頭、紙の消えゆく社会。紙文化の未来はどこに向かうのか。デジタル情報化社会の奔流に立ち向かう老舗印刷屋最前線実録。本の未来、情報の未来、そして印刷の未来にあるものは。
【著書】
中西秀彦
1956年生。
1980年 京都大学文学部心理学科卒業、株式会社社会行動研究所勤務後、1985年 中西印刷株式会社入社、1993年 同社専務取締役。
1999年〜2000年 立命館大学非常勤講師(情報文化論・情報化社会論)。
2002年〜 大谷大学非常勤講師(情報社会論)。
2005年〜 日本ペンクラブ電子メディア委員、2009年〜 同言論表現委員。
【目次】
第一章 電子書籍狂騒曲
ダウンロードは文学を変える
電子書籍の時代に出版社は必要か
キンドル見参
電子書籍への抵抗勢力たらん
電子書籍への抵抗勢力たらん、そして
印刷業界の電子書籍
既存業界の抵抗勢力化
二つの展示会
第二章 IT化社会の奔流
寓話、大波・小波
無線LANの時代
ちょっと見ぬ間のユニコード
ウィキペディア萌え
ウィンドウズVISTAに想う
ソフトウェアの虎
パソコンはどこへ行く
やっとVISTA
XPを捜せ
東京事務所のVPN
やっぱりBASIC
ツイッターにはまる
IT時代の中小印刷業
第三章 ネットに転ずる印刷業の行方
活版を知らない子供達
ペーパーレスの自己矛盾
色の道は険しい
ネット印刷業の誕生
改札口から印刷の未来を考える
印刷通販に未来は
印刷インターネット通販の現在
動かないのが印刷
印刷インターネット通販を始めました
インターネット広告に挑戦
売るのは印刷ではない
印刷と動画のコラボへ
印刷会社の工場長
全印工連二〇一〇計画
インクジェットがやってくる
印刷ネット通販の道は険しい
ブランド印刷業への道
印刷はどこへ行くのか
第四章 果てしなき情報の未来
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スキルインフレ
どこでもハイブリッド
ゲームの教養主義
電子式年遷宮のすすめ
認められたオンデマンド印刷
Eラーニングは参考書に勝てるか
図書館関係者の憂鬱
これは何をする機械?
本はネットブックに勝てるのか
本が好きですか