永遠に動くことのないメリーゴーランド。風に吹かれてぎしぎしと音をたてるだけの錆びついた観覧車…。儚くも美しい遊具たちに会うために、北海道や新潟、京都、奈良、福岡など、日本各地にある廃墟アミューズメントパークを巡った結果、このような痛くて切ない写真集アプリケーションが出来ました。
廃墟と化した遊園地。足を踏み入れた瞬間は、｢寂寥｣という言葉しか浮かびませんでした。しかしほんの少し前まで、子供たちに笑顔を与え、恋人たちに幸せをもたらしてきた場所です。目を凝らし、耳を澄まし、静かに園内を歩いてみると、温かい記憶がまだ息づいているように感じました。
もしかすると、そう感じたのは単なる思い込みなのかもしれません。遊具たちは動植物との静かな暮らしを邪魔しないで欲しいと思っているのかもしれませんし、人間が作り上げた世知辛い文化に振り回された恨みを募らせているのかもしれません。
真実は永遠に分かりませんが、写真たちは語っています。思い出？寂しさ？現代文明への警鐘？それが何かを確かめるために、ちょっと廃墟遊園地の世界を覗いてみてはいかがですか？
収録写真　150枚
収録動画　23分
Youtube image CM
http://www.youtube.com/watch?v=7AFos7zux3s
・写真撮影
　D.HIRO
・デザイン
　lacto plastic
・アプリケーション開発
　CreatEra
・販売
株式会社テクノストレス
・企画 著作 制作
有限会社イルサロット