「アンフェア」としてドラマ＆映画化されたベストセラー《刑事 雪平夏見》シリーズの著者が放つ新・刑事シリーズ、ついにiPhone／iPadに登場！
episode1　はじめてのダーティ・ママ
episode2　ダーティ・ママは二度吐く
episode3　父親参観日のダーティ・ママ
交通課勤務の長嶋葵（24歳）は突然、刑事課への異動を命ぜられた。相棒として待っていたのは、ひとり息子の橋蔵（1歳）を連れたシングルマザー刑事・丸岡高子、43歳。相棒とは名ばかりで、葵の役目は橋蔵のベビーシッターだったのだ。
高子の捜査はもうムチャクチャ。情報漏らして現金を受け取り、同僚の弱みを握ってあやつり放題、不眠不休の捜査漬け————そんな高子に振り回されて、葵の恋も崩壊寸前。捜査、捜査、オムツ交換、ミルク作り、捜査……これが憧れの刑事生活？　でも懸命に子育てをしながら、事件や人生と真っすぐに向きあう高子に引っ張られ、いつしか二人は本当のコンビに……
「シングルマザーで、子連れで、刑事ですが、何か？」
育児のグチをブチまけながら、ハイパーレッドのベビーカーをぶっ飛ばし、かつてない凸凹刑事コンビ（+１人）が駆け抜ける！　爽快感120％の新シリーズ！！
【著者プロフィール】
秦 建日子（はた・たけひこ）
小説家・脚本家・演出家。1968年生。97年より専業の作家活動。
代表作にTVドラマ『最後の弁護人』『ラストプレゼント』『87％』『左目探偵EYE』他、舞台『月の子供』『らん』他。
2004年、『推理小説』（河出書房新社）で小説家デビュー、同作は「アンフェア」として連続ドラマ化、映画化され、続刊である『刑事 雪平夏見　アンフェアな月』『殺してもいい命』（同）とともにベストセラーとなった。他に著書として『SOKKI！』（講談社）、『ラストプレゼント』（幻冬舎）、『明日、アリゼの浜辺で』（新潮社）などがある。