私は、世間ではそれほど名前も知られておらず、また大学教授のような立派な地位や肩書きのない一精神科医である」という著者。
だが、仕事の生産性にはかなりの自信があるという。
実際、その仕事ぶりは凄まじい。
かつては年間三十冊の著書を出版。その間、新聞や週刊誌で連載コラムを持ち、月刊誌にも数多くの論文を寄稿していた。
本業のほうでも、精神科医として週二回の診療は欠かさず、また老年医学会のトップランク雑誌や国内の学術雑誌では何篇もの論文が採用されている。
この他にも、大学講師、ベンチャー企業経営者、映画監督を務めるなど、八面六臂の活躍ぶりだ。
なぜ、それだけ仕事をするのか。
また、できるのか。
その理由および具体的方法は本書に譲るとして、著者のメッツージは、「『才能がない』と諦めた人が負け、『やり方を変えればよい』と気づいた人が勝つ」ということだ。
大リストラ時代を生き抜くためのサバイバル仕事術を大公開。