ようこそ、マーケティングの世界へ。
マーケティングは「科学」と「感性」の両面を併せ持つ、この世で最も素敵で、重要で、面白い仕事だと考えています。同時に、マーケティングは今の日本で最も必要とされているスキルでもあります。
そのマーケティングを学び始める時に、最初の関門になるものは、実は「用語」なのです。
マーケティングは米国で発達しました。
現代のマーケティングに最も影響を与えているテクノロジーはコンピュータとインターネットで、いずれも米国を母国にしています。マーケティングの世界に英語や英語の頭文字で生成された略語がやたらと多いのはそういう理由です。
用語は覚えてしまう以外にありません。知らなければ、会議でのディスカッションに参加するどころか、会話の意味が理解できません。はじめの一歩が踏み出せないのです。
日本の企業で働くマーケティング関係者の大半は、大学や大学院で体系的にマーケティングを学んだ経験を持っていません。
しかし、日々の仕事の中で実務を相手に格闘しています。
実務のノウハウは持っていても、それと専門用語がマッチしていないのです。
そこで、マーケティングの担当者が、こっそりマーケティングを学ぶWebサイトを作りました。
マーケティングキャンパスと言います。
URL:http://marketing-campus.jp/
このサイトで最もアクセスの多いのが用語集です。
本書籍は、このマーケティング用語集から、アクセスの多い言葉を選んで解説しています。
さらに、ミミズクの「ノヤン先生」が為になる解説をつぶやいてくれます。
会議の席で飛び交うマーケティング用語の意味が理解できれば・・・。
上司とのミーティングの席で、専門用語を使いこなせたら・・・。
人間は言葉でコミュニケーションする動物です。
だからこそ、言葉を学ぶことは重要なのです。
まずは、本書で用語の壁を乗り越えて、マーケティングの世界の扉を開けてください。
【著者紹介】
シンフォニーマーケティング株式会社
代表取締役 庭山一郎
1962年生まれ。中央大学法学部卒。
1990年9月にシンフォニーマーケティング株式会社を設立。CRM、SFAなどの導入計画、ECサイトの構築など約300社のマーケティングプロジェクトに参画。
2000年よりBtoBにフォーカスした日本初のマーケティングアウトソーシング事業を開始。
各産業の大手企業を中心に約300社にサービスを提供している。現在、各種セミナーの講師や、日経BP社主宰のBPnetスキルアップコラム(http://events.nikkeibp.co.jp/skillup/column/list.html)、マーケティングキャンパス(http://marketing-campus.jp/)等のコラムで、実践に基づいたマーケティング手法や考え方などマーケターに向けたメッセージを発信している。
著書:『はじめてのマーケティング100問100答』(明日香出版社)