本書は、長年ジャーナリストとして多くの温泉を取材した筆者が、「温泉」そのものを深く知りたい温泉愛好者のために、全国の主要な温泉を紹介した作品となっております。
本書の最大の特徴は、単純に地域別に温泉を紹介するのではなく、筆者の取材や経験などを踏まえ、「肩こりに効く」「腰痛に効く」「肌の悩みに効く」といった「効能別」に温泉を区分して紹介している点にあります。
区分も、上記のような一般的なものだけではなく、「切り傷に効く」「乾燥肌に効く」「貧血症に効く」など具体的な区分や、「子宝に効く」「花粉症に効く」「福を招く」など、オリジナルティ溢れる区分も行っており、温泉愛好者の多様なニーズに対応できる一冊となっております。
また、温泉紹介時には、湯の色、温度、香り、肌触りなどの具体的泉質や、温泉周辺の環境なども記述されており、温泉の特徴を端的に理解し、自分が体験したい効能や泉質の温泉を選択することができます。
いまや、日本全国に点在する温泉地の数は約3,000ヶ所を超えており(2009年3月現在。環境省自然環境局「平成20年度温泉利用状況」から当社推定)、日本は世界でも例を見ない“温泉天国”です。本書はそんな天国への案内状として、必携の一冊といえます。
【紹介温泉】
・ニセコ温泉郷
・酸ヶ湯温泉
・須川温泉
・たしろ温泉
・鳴子温泉卿
・蔵王温泉
・熱塩温泉/東山温泉
・日光湯本温泉
・那須高原温泉
・草津温泉
・四万温泉
・熱海温泉
・別府温泉
など、全135温泉
■著者 池上正樹氏のプロフィール
ジャーナリスト。1962年生まれ。大学卒業後、通信社勤務を経て、フリージャーナリストに。月刊誌や週刊誌、新聞で、主に経済生活や社会問題を執筆。ダイヤモンド社のダイヤモンド・オンラインで、コラム『引きこもりするオトナたち』を連載中。著書に『ドキュメントひきこもり「長期化」と「高年齢化」の実態』(宝島社新書)のほか、『痴漢「冤罪裁判」』、『「引きこもり」生還記』(ともに小学館文庫)、『ハッピーリタイアマニュアル』(ゴマブックス)、『連続殺人事件』(同朋舎出版)、『なぜ女は男をみると痴漢だと思うのか なぜ男は女の不快感がわからないのか』(BKC/共著)など。