本書は喫茶・茶の湯文化を現代に活かし実践するための入門書で、「臨床喫茶学」へのガイド書です。
キーワードは、「レトロに学び、レトロ・モダンには不安の時代の日常茶飯の生活に自活力を」と「ネバナラナイから抜け出す」です。
第一部では「茶の湯のハウツー」と題して、茶道裏千家流の立ち居振る舞いのハウツー、点前のハウツー、客の心得と作法についてのハウツーの解説を取り上げています。
第二部では「信天翁喫茶」と題して、著者の先祖で幕末の志士、文人の山中信天翁と信天翁喫茶の由緒、信天翁喫茶の参考書と資料、信天翁喫茶の心得と点前、信天翁喫茶はなどについて解説。
伝統文化としてのレトロ的喫茶・茶の湯の発展史とレトロ・モダンの信天翁喫茶を知って、お互いが平和で心豊かになり健康で文化的な生活実践力を学ぶ「臨床喫茶学」の基礎知識を身に付けるための入門・ガイド書です。